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【注意:この記事は『朝日新聞社』の承諾のもとに掲載しています。複製、転載は出来ません。】



2年半をかけ、歩いて日本一周した大牟田市出身の中林朗夫さん(31)が、再び、歩いて日本一周の旅に出る。前回は生きる希望をなくした「絶望の旅」だったが、今回は沖縄で手に入れた三線をかついで、「余裕の旅」。先の旅で世話になった人々を訪ねたり、出版した旅日記を行商したりしながらひたすら歩く。
14日東京を出発、3年の前回と同じルートで、太平洋側を北上する。北海道では前回行けなかった世界遺産の知床など2ヶ月程度かける予定だ。その後、日本海側を南下、両親が住む大牟田には「年末には着いて、正月を迎えられたらいいなぁ」。さらに南へ。やはり、前回キャンセルした日本最南端の沖縄・波照間島へ。のんびり、ゆったり「時間を遊ぶ」旅だ。
今回もプロパンガスのボンベ用キャリアーにテントや寝袋、生活用品などのほか、行商用の本を積み込む。旅を終えて一年半、昼は携帯電話の販売員、夜は大牟田時代に腕を磨いたバーテンダーで資金をためた。出発の日取りは決まっても、終わりは分からない。だから旅館やホテルは使わず、費用は一日千円以内。ただし「人の好意はありがたく受けます」。
今回もホームページに旅日記を書き込む。前回は約30万件のアクセスがあったという。出版した「泣き虫男」は上巻の試練編が数千部売れたという。下巻「完結編」は今月出たばかり。文庫サイズで、いずれも書店で販売している。



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